モチベーショングラフ無料テンプレートの作り方と自己分析への活かし方
この無料テンプレートでモチベーショングラフを作る目的は、きれいな曲線を作ることではありません。人生のどんな場面で意欲が上がり、何が続くと下がるのかを、自分の言葉で説明できるようにすることです。このページでは、テンプレートへの入力例から山谷の読み方、就活・転職で使える言葉への変換まで順に解説します。
完成の目安:「私は、異なる立場の人と目標を共有し、自分で工夫できる環境で意欲が上がる」のように、意欲が動く条件を一文にできれば十分です。
モチベーショングラフで分かること
横軸に年齢、縦軸にモチベーションの高低を置き、印象に残る出来事を曲線でつないだものです。単独の出来事を眺めるのではなく、複数の山と谷に繰り返し現れる条件を比較することで、次の5項目を整理できます。
- ✓ 大切にしている価値観
- ✓ 自然に発揮しやすい強み
- ✓ 意欲が続きやすい環境
- ✓ 消耗しやすく避けたい条件
- ✓ 谷から回復するための行動
テンプレート完成例:6つの出来事から意欲の条件を読む
無料テンプレートの「記入例を使う」で読み込める内容です。点数は客観評価ではなく、この人自身の人生の中での相対評価です。
| 年齢 | モチベーション | 出来事 | 理由・メモ | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 9歳 | +50 | 学級新聞づくりに夢中 | 友達を巻き込み、みんなに読んでもらえるものを作ることに夢中になった。 | 山 |
| 17歳 | +65 | 文化祭の実行委員長 | 仲間と一つの目標へ進み、出し物を成功させた達成感で意欲が高まった。 | 転機 |
| 22歳 | -45 | 就活で一人空回り | 一人で抱え込み、選考に落ち続けたことで自信とモチベーションを失った。 | 谷 |
| 27歳 | +60 | 新規事業の立ち上げ | 若手メンバーと新サービスを形にし、チームで成果を出す喜びを実感した。 | 山 |
| 31歳 | -50 | 大型案件を抱え込む | 責任感から相談できず、長時間労働が続いて心身ともに疲弊した。 | 谷 |
| 35歳 | +75 | 部署横断PJを牽引 | 複数部署と連携して改革を進め、自分が意欲を持てる条件を再発見した。 | 転機 |
この例から読み取れる仮説
17歳、27歳、35歳の山には「仲間を巻き込む」「共通目標」「自分から形にする」が共通しています。一方、22歳と31歳の谷には「一人で抱え込む」「相談できない」が共通しています。
言語化例:私は、立場の異なる人と目標を共有し、自分で工夫しながら形にする環境で意欲が高まる。一方、一人で責任を抱え込む状態では消耗するため、早めに相談し役割を分担することが重要である。
無料テンプレートを使ったモチベーショングラフの作り方5ステップ
- 1
気持ちが動いた出来事を5〜8件出す
進学、部活動、就職、異動、挑戦、成功、挫折、人間関係などから、意欲が大きく動いた場面を選び、年齢順に並べます。すべての年を埋める必要はありません。
- 2
自分の中で点数を相対評価する
最も高い時期を+100、最も低い時期を-100の目安にして、各出来事を配置します。他人や世間の評価ではなく、当時の自分の実感を基準にします。
- 3
気持ちが動いた理由をメモする
出来事の事実に加え、誰といたか、どんな役割だったか、何を任され、どう行動したかを書きます。「成功したから」ではなく、成功の何がうれしかったかまで掘ります。
- 4
回復した点と転機を特定する
谷の直後に何を変えて回復したかを確認します。価値観、進路、働き方の判断基準が変わった出来事には「転機」の印を付けます。
- 5
複数の山谷から共通点を一文にする
山・谷をそれぞれ2〜3件比べ、環境、役割、人間関係、行動の共通点を探します。最後に「私は○○な環境で、○○すると意欲が上がる」とまとめます。
最初から完成させる必要はありません。まず5〜8件で曲線を作り、山谷が不自然に見える箇所へ出来事を足すと進めやすくなります。
山・谷・回復・転機を深掘りする質問
出来事ごとに、環境・役割・人間関係・自分の行動の4方向から理由を探します。「褒められたから」で止めず、何を認められたことがうれしかったのかまで掘るのがポイントです。
山を読む
- ・誰と、どんな役割で取り組んでいたか
- ・結果だけでなく、どの過程が楽しかったか
- ・自分で選べたこと、工夫できたことは何か
谷を読む
- ・何が満たされず、何を我慢していたか
- ・仕事量・役割・人間関係・評価のどれが影響したか
- ・当時の自分にどんな支援があれば違ったか
回復を読む
- ・最初に変えた行動や考え方は何か
- ・助けになった人、環境、習慣は何か
- ・次に同じ谷へ入ったとき再現できる対処は何か
転機を読む
- ・その前後で判断基準はどう変わったか
- ・何を手放し、何を大切にし始めたか
- ・現在の進路や働き方に何が残っているか
分析結果を5つの言葉に整理する
| 整理する項目 | 見つけ方 | 完成例 |
|---|---|---|
| 価値観 | 山で満たされ、谷で失われていたもの | 仲間と目標を共有し、形にする |
| 強み | 山や回復期に繰り返した自分の行動 | 関係者を巻き込み、前進させる |
| 合う環境 | 意欲が高い時期の裁量・関係・役割 | 相談しやすく、部署を越えて協働できる |
| 避けたい条件 | 谷に共通する負荷や状態 | 責任範囲が曖昧なまま一人で抱える |
| 次の行動 | 回復期に有効だった行動の再現 | 早い段階で相談し、役割を分ける |
就活・転職へ変換する具体例
グラフそのものを説明するのではなく、「事実 → 共通点 → 応募先での再現」の順に組み立てます。谷を話す場合は、落ち込んだ事実だけで終えず、回復のために取った行動まで添えます。
就活・転職の軸
部署や職種を越えて協働し、顧客に届く成果をチームで形にできる環境を重視する。
自己PR
私の強みは、立場の異なる人を巻き込み、共通目標へ進める力です。文化祭と新規事業では、意見を整理して役割を分担し、チームで成果を出しました。
志望動機
貴社の職種横断でサービスを改善する体制に魅力を感じています。部署横断プロジェクトで培った調整力を活かし、関係者と協働して顧客価値を形にしたいと考えています。
面接で谷を聞かれたら
大型案件で仕事を抱え込み、意欲が落ちた経験があります。以後は初期段階で論点を共有し、担当を分ける運用へ変えました。この経験から、責任を果たすには一人で抱えず周囲を頼ることも必要だと学びました。
よくある失敗と直し方
- 数値の正解を探す
- 他人との比較ではなく、自分の最高・最低を基準に相対評価します。迷う場合は仮置きし、全体を見て後から直します。
- 出来事だけを書いて終える
- 「なぜ気持ちが動いたか」をメモに加えます。同じ成功でも、達成・承認・仲間・裁量のどれが効いたかで分析結果は変わります。
- 世間の評価に合わせる
- 昇進を谷、退職を山に置いても構いません。肩書や一般的な成功ではなく、そのときの自分の実感を記録します。
- 谷や失敗を省く
- 谷は弱みの一覧ではありません。避けたい条件や回復方法を見つける材料なので、話せる範囲で残します。
- 一つの出来事で結論を出す
- 山や谷を2〜3件比較し、繰り返し現れる条件だけを仮説として採用します。
モチベーショングラフ無料テンプレートのよくある質問
- Q. 何歳から書けばよいですか?
- A. 明確な決まりはありません。就活なら小学校高学年から、転職なら学生時代または社会人以降など、思い出せる範囲から始めます。幼少期を無理に埋めるより、気持ちが動いた出来事を具体的に書くことが大切です。
- Q. モチベーションの数値を正確に決められません
- A. 数値に正解はありません。まず最高・最低の時期を置き、残りをその2点と比べて仮置きしてください。曲線全体を見た後に修正して構いません。
- Q. 谷やつらい経験も書く必要がありますか?
- A. 無理に公開する必要はありませんが、自分用には話せる範囲で残すと、避けたい条件や回復に役立った行動を見つけやすくなります。谷は弱みではなく、対処法を知る材料です。
- Q. グラフが平坦で山谷ができません
- A. 「楽しかったか」だけでなく、没頭した、誇らしかった、悔しかった、逃げたかったなど感情の強さで出来事を探します。それでも差が小さければ、無理に大きく振らず小さな変化を比較してください。
- Q. 面接ではグラフをそのまま見せますか?
- A. 通常は見せる必要はありません。複数の出来事から分かった価値観や強みを一文にし、それを裏付ける代表的なエピソードと、応募先での再現方法を伝えます。
- Q. ライフラインチャートとの違いは何ですか?
- A. 基本的な作り方は似ています。ライフラインチャートは幸福度や人生全体の充実度を広く振り返るのに対し、モチベーショングラフは「何が行動意欲を上げ下げしたか」に焦点を当てて読み解きます。
- Q. 無料テンプレートの入力内容は保存されますか?
- A. テンプレートへの入力内容は同じブラウザに自動保存されます。無料・登録不要で、PDF・印刷・PNG画像にも保存できます。共有端末では、利用後にリセットしてください。